最近読んだ本たち
あの家に暮らす四人の女
ざんねんな女たちの、現代版『細雪』
謎の老人の活躍としくじり。
ストーカー男の闖入。
いつしか重なりあう、生者と死者の声ーー
古びた洋館に住む女四人の日常は、
今日も豊かでかしましい。(帯より)
主人公の、とその母親、
主人公がやってる刺繍教室の生徒の二人
この四人が、主人公の家に四人暮らしをする話。
ありそうでなさそうな、
なさそうでありそうなストーリー。
そこがまた三浦しをんっぽい感じです。
三浦しをんは読みやすくて好き。かといって詳しい訳ではないんですが。
悪しき愛の書
フェルナンド・イワサキ
八重樫克彦 八重樫由貴子訳
9歳での初恋から23歳での命がけの恋までー
彼の人生を通り過ぎて行った、10人の乙女たち
バルガス・リョサが高く評価する"ペルーの鬼才"による、振られ男の悲喜劇。
ダンテ、セルバンテス、スタンダール、プルースト、ボルヘス、トルストイ、
日系小説家によるユーモア満載の傑作長篇!
本をジャケ買いすることってあまりないのですが、
表紙のアルフォンス・ミュシャの絵にやられて買ってしまいました。
作者の文学作品への造詣の深さが物凄いです。
そしてそれを自分に照らし合わせる表現力も。
落語魅捨理全集 坊主の愉しみ
『日本殺人事件』(第48回日本推理作家協会賞受賞)の著者が贈る
語りの妙味溢れる新作短篇集
「猫の皿」「品川心中」「時そば」「あたま山」「花見の仇討」「そば清」
「粗忽の使者」「らくだ」「田能久」・・・・・・などなど。
名作古典落語をベースに当代一の謎(リドル)マスター山口雅也が描く、
愉快痛快奇天烈な江戸噺七篇!
ミーハー落語ファンとしては古典落語に気軽に触れられますが、
原作の落語を知らないと、どの部分がなんていう話なのかは分かりづらいです。
罪の声
塩田武士
アメトーークより前に読み終わってたのに!!現段階で今年1位。
(ミレニアムシリーズの5が抜きそうな予感。来月出るそうです!!)
元新聞記者の作者が「グリコ・森永事件」の真相は
こうだったんじゃないかと提示をした作品。
「ゴロウ・デラックス」に出演した時には
スーツケースいっぱいになった資料を持ってきてましたね。